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大豆300Aレポート#17

〜【大豆300AレポートNo.8(前編)】高速で耕起と砕土、 播種が1度にできる 新しい播種機が登場!〜

【大豆300AレポートNo.8(前編)】高速で耕起と砕土、 播種が1度にできる 新しい播種機が登場!

平成28年7月4日、滋賀県東近江市において、今春発売になった新しい播種機「一発耕起播種機 トリプルエコロジー」での播種作業が行われました。 トリプルエコロジーの特長とメリットをお客さまの取組みの様子を交えてご紹介します。
(この記事は、平成28年7月4日発行のクボタの営農ソリューション『大豆300Aレポート7月号』を元に構成しています)

課題の雑草対策には、良好な苗立ちが第1歩

 琵琶湖の東に広がる湖東平野のほぼ中央に位置する東近江市。肥沃な土地を活かし、良質な近江米や麦、大豆、野菜等が栽培されています。この地域では水稲2年、麦-大豆1年の水田輪作体系を行っており、同地で平成22年に法人を設立した農事組合法人「ファーム八咫(やた)の森」も水稲、麦、大豆を経営の柱にして野菜や花卉も栽培しています。組合の代表を務める小森 幸三さんは、「今まで水稲を中心に作付けていましたが、ここ6~7年前から小麦と大豆を栽培するようになりました。お米の価格が安定しないことから、小麦や大豆、野菜の面積を拡大していきたいと今、取組んでいる最中です。」と、話します。
 これまでファーム八咫の森では、省力化を目的に中耕培土をする必要のない狭畦栽培で大豆をつくってきましたが、「一番頭を抱えているのは、雑草です。年々、水稲でも麦でもそうですが、違う種類の雑草が生え、困っています。今までは田んぼが小さく、人海戦術で草取りをしていたのですが、面積を拡大し田んぼも大きくなったことから、新しい技術による雑草対策で省力化、コスト削減を図っていきたいと思います。」と、小森さん。
 今年、雑草対策をテーマに3つの試験田を設け、それぞれ除草方法と播種方法を変えて、どのような方法が除草に効果を示すのか比較実証する予定です。狭畦栽培での除草対策でもっとも大切なことは良好な苗立ちを確保することです。今回はクボタが新しく開発した「一発耕起播種機 トリプルエコロジー」でその優れた性能を実証することができました。
動画はこちらから

1度に3工程、これは省力化になるね!

 7月4日、麦跡の圃場において、「一発耕起播種機 トリプルエコロジー」を使い、播種作業を行いました。トリプルエコロジーは、砕土と残渣の埋込性に優れる6枚爪サーフロータリを採用しており、事前耕うんなしでも、良好な播種床を形成できます。「いつもなら事前に耕うんして播種しますが、このトリプルエコロジーを使えば1度に耕うん、播種ができるため、作業がはかどりますね。起こした後、雨が降ると土が水を含んで柔らかくなって、播種作業になかなか移れませんでしたが、昨日、雨がよく降ったあとでも作業ができました。この圃場では、麦を作っていたので土壌が乾いていたこともありますが、起こしてないので、雨が降った翌日でも播種できたのだと思います。トリプルエコロジーは効率が良く、省力化にもなってメリットは大きいですね。」と、話す小森さん。
 事前耕うんする必要のないトリプルエコロジーは、播種時期が梅雨にあたる地域では、圃場の地耐力が維持され、降雨後いち早く播種作業が開始できるメリットがあります。また、麦跡で播種前の耕うん作業に時間的余裕がない地域においても有効な播種技術です。「トリプルエコロジーのように、大幅に省力化ができる機械を使って播種するようになると、面積を拡大しないといけないのかな。」担い手の規模拡大を後押しする機械として、トリプルエコロジーは評価を得ています。

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使用アタッチメント

サイドディスク培土板
松山(株)

●サイドディスクと培土板の組み合わせで、播種作業時に排水溝が成形可能
■主要諸元
型式:NSDB-TBM
セット内容:サイドディスク・取付金具・樹脂付培土板左右
※装着可能ロータリはTBM。
 対応シーダはUF・MRXC・MFRCE・MDRCE シリーズ

畑作用粒剤散布機 パパット細粒
(株)丸山製作所

●播種と同時に粒剤散布が可能
●播種スピードとの連動システムで適量散布
■主要諸元
型式:YS-22H
散布量:2~10kg/10a(薬剤によって異なる)
タンク容量:8L×2台

使用機械

一発耕起播種機
トリプルエコロジー
松山(株)/ アグリテクノ矢崎(株)

●耕起・砕土・播種の3つの作業が一発で、しかも高速で可能
●砕土・埋込性に優れる6枚爪サーフロータリを採用
●初期生育時の排水補助と根の伸長効果が期待できるソイラを装備
■主要諸元
型式:KTBM2200E-C
適応トラクタ:MR60・65・70(-PC)/MR77・87・97(-PC)
耕幅:2200 ㎜
耕深:80(最大120)㎜
作業速度:3~4km/h ※1
※1 圃場条件によって変わります。
※サイドディスク培土板と畑作用粒剤散布機は、オプションです。



大豆300Aレポート バックナンバー
#01 【大豆300Aレポート】連載開始!
#02 【大豆300AレポートNo.1(前編)】徹底的な排水対策で単収300kgを目指す!
#03 【大豆300AレポートNo.1(後編)】排水性を大きく向上させる「地表排水」と「地下排水」
#04 【大豆300AレポートNo.2(前編)】継続した土づくりで、地力改善!
#05 【大豆300AレポートNo.2(後編)】大豆多収のための土づくりのポイント
#06 【大豆300AレポートNo.3(前編)】耕うん同時うね立て播種で重粘土壌を克服!
#07 【大豆300AレポートNo.3(中編)】ほ場条件ごとにオススメの播種法と機械を図解!
#08 【大豆300AレポートNo.3(後編)】圃場条件・目的に合わせた播種のポイント
#09 【大豆300AレポートNo.4(前編)】適期除草がポイント!雑草に勝てば、必然的に収益につながる
#10 【大豆300AレポートNo.4(後編)】高品質・多収栽培を実現するための雑草対策のポイントについて
#11 【大豆300AレポートNo.5(前編)】摘心とかん水で増収を狙う!
#12 【大豆300AレポートNo.5(後編)】高品質・増収のための「摘心」・「かん水」のポイントについて
#13 【大豆300AレポートNo.6(前編)】莢付きの良い大豆に手ごたえを感じています!
#14 【大豆300AレポートNo.6(後編)】病害虫防除のポイントと生育について
#15 【大豆300AレポートNo.7(前編)】今年はまれに見る大豊作の年!300kgを超えた圃場がたくさんあります
#16 【大豆300AレポートNo.7(後編)】適期収穫・乾燥調製のポイントと成果について

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