1. HOME  >  
  2. 農業経営者紹介  >  
  3. みかん栽培の機械化に取り組む~園地整備とSSの活用~(後編)

われら元氣農業人

〜みかん栽培の機械化に取り組む~園地整備とSSの活用~(後編)〜

みかん栽培の機械化に取り組む~園地整備とSSの活用~(後編)

手作業が多く、作業者の負担が大きい果樹栽培。中でも負担の大きい防除作業を省力化することができる方法の一つが、作業道の整備や、SS(スピードスプレーヤ)の導入です。今回は温州みかんの一大産地として知られ、いち早く園地整備と機械化に取組まれた玉東町の生産者の皆さまにお話を伺いました。後編では、清田 正明さんのインタビューをご紹介します。
(この記事は、平成28年6月発行のクボタの営農情報誌『U(ユー)元氣農業 No.33』を元に構成しています)

機械にこだわり、みかんの生理を追求
効率のよい園地設計で大面積に取組んでいます

「収穫遅れ」でみかんを無駄にしないために

 30年ほど前、園地は段々畑で4haほどでした。当時、かなり収穫量があったんですが、作業が追いつかなくて、収穫しきれずに無駄にしてしまうことがあったんです。それをなんとかできないかという思いが、園地整備に取り組んだきっかけですね。

メジャー、電卓、メモ帳が園地整備の必需品

 園地整備でSSを導入する場合、植栽間隔や作業道に留意して効率よく設計することが重要。作業道間隔は5m。うねの両端は、SSやトラックが旋回できるように株元から2mぐらい余裕を持たせます。同じ園地内でも条件は様々に異なるので、画一的な植付はできません。植付の際は園地に赴くだけでなく、電子地図で上からの形状を見たり、園地を詳細に描いたり、計算して、何日も検討します。みかんの木の一生が、それによって決まってしまうわけですから。

農業機械には自分の理想を反映させる

 機械には自分の理想を反映させています。例えばトラックは、荷台にダンボールが何個入るかなどを指定して作ったり。もちろん、SSや運搬車、草刈機などにも自分のこだわりを反映させています。動噴も、棹の長さ、ラウンドノズルの選択、吐出量などにもこだわり、薬剤を無駄なく効率的に散布できる方法を追求しています。みかんを作る上では、ひとつひとつの作業もそれに使う農業機械もおろそかにはできないですからね。

一番大事なことは、毎年成らせること

 隔年結果を抑えるために、摘花、摘葉などの作業を4月から5月にかけて行っています。例えば、少ない花を残したい場合は、芽・葉を摘む。そうすれば養分競合が起きず、充実したいい花になって残るんです。毎年成らすことができれば、年間収量を安定させることができますし、経営の安定にも繋げられます。みかんの生理を追求して、葉摘み、芽摘みなどをしている人は少ないけれど、一日一日の作業の積み重ねが結果となってかえってくるんだから、やらないわけにはいかないんですよね。

LINEで送る
ツイート
Facebookで記事をシェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページトップへ

menu

menu