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1,200名超える来場者
『儲かる農業』への経営体質強化を目指し、
さらに関心が高まる

鉄コーティング直播フォーラムに
1,200名超える来場者
『儲かる農業』への経営体質強化を目指し、
さらに関心が高まる

  • 新潟県新潟市 / 水稲鉄コーティング直播栽培普及拡大フォーラムin新潟
  • 収穫
  • 新潟県
  • 2013/02/22

 水稲鉄コーティング直播栽培普及拡大フォーラムin新潟 開催

㈱クボタ、㈱新潟クボタおよびクボタグループと全国農業協同組合連合会、全農新潟県本部の主催により、平成25年2月1日、新潟市で『水稲鉄コーティング直播栽培普及拡大フォーラムin新潟』が開催されました。会場となった新潟テルサには、生産者868名、JA関係268名、関係機関・報道関係者等を合わせて1200名を超える来場者が集まり、鉄コーティング直播への関心の高さを示しました。

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農業就業者の減少と高齢化に対応し「省力、軽労化、低コスト」な米づくりを目指す鉄コーティング直播は、平成24年度には、栽培面積が新潟県では450ha、全国では5,500ha(クボタ調べ)と年々普及拡大しています。今回のフォーラムでは、今後のより一層の栽培面積拡大と、稲作経営の体質強化による『儲かる農業』の実現を目的に、鉄コーティング直播『発祥の地新潟』で、さらなる普及拡大に向けて、実証試験での研究成果を含めた現状と今後の課題についての「講演」と「事例発表」、生産者生産者と関係機関の方々による「パネルディスカッション」が行われました。また、会場では、多くの生産者の方々が熱心にメモを取る姿が見られ、鉄コーティング直播への取組みに対する真剣さと期待感が伝わってきました。

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 鉄コーティング直播導入で機械のフル活用が可能に

法人経営に直播は絶対必要だと思っています。理由は作期分散ですね。42haでも6条刈のコンバイン1台で作業が出来ると言うことなんですね。普通ですとコンバイン1台での作業能力が20~25haと言われていますが、我々は約2倍の面積でも1台でこなしています。これは鉄コーティング直播のおかげですよ。

田植機にしても、将来的に経営規模が拡大して面積が100haになったとしても、通常ですと田植機が2台必要なんですが、鉄コーティング直播を40ha程、移植と組み合わせれば、アタッチメントを変えれば1台の多目的田植機で十分です。

10a当たりの生産費は、機械のウェイトが下手すると30~40%を占めます。それをどれだけ抑えられるか、いかに効率よく機械をフル活用するかが、これからの『儲かる農業』だと思います。鉄コーティング直播に取り組むことで、それが可能になると思いますね。

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 作期分散のおかげで、大きな投資をせずに大面積がこなせる

生産者が必ず登らないといけない山が春先にあります。その農繁期という山の高さを少しでも低くしたかったというのが、鉄コーティング直播に取り組んだ動機です。

うちは春に苗を12,000枚ほど作っていますが、その育苗作業と近隣農家の作業受託に忙殺されて肝心の本田作業が計画的に行えなかったんです。田植え終盤には、天気次第で苗が徒長して老化苗との戦いとなってしまいます。そこで何とか春作業の負担の大きいところを減らしたかったんです。

また、担い手としてこれから益々面積が増えていくことが予想されますので、それをどうこなしていくか。鉄コーティング直播を導入すれば、一つの品種でも生育期間を長く取れ、収穫作業に余裕が生まれます。単に面積が増えたから別の品種を考えるのではなくて、一つの品種でも移植と直播で高い山を引くくすることで、ライスセンターの建設など大きな投資をしなくても大面積をこなせるのが、鉄コーティング直播の最大のメリットだと思いますね。

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苗運びの重労働が減り、家内も喜んでいます

 田植えは、家内が苗運びの作業を行っていますが、軽トラの苗載せ台の一番上に載せるとなるとなかなか手が届かないことで、重いし大変だ、疲れるとよくこぼしていました。実際に身体もきゃしゃで腕も細いので力もない家内ですから。鉄コーティング直播を始めてからは、家内は苗運びがかなり減ったことで、本当に楽になったと喜んでいます。

それと播種作業は私一人でできるものですから、その間に家内は、畑に行ってアスパラガスの収穫や出荷作業をする時間ができました。

実は私たちの地区では、この春、法人を設立することになって、私も一部面積持ち込んで参加することになりました。そのメンバーの中ではまだ直播が浸透しておらず理解されていません。今後、法人が地域の中心となって規模拡大をしていく中で、直播のよさを理解していただいて、鉄コーティング直播の普及拡大に努めていきたいと考えています。

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 全国の多くの生産者の方に取り組んで欲しい技術

稲作の省力化・低コスト化栽培技術のひとつとして、鉄コーティング直播栽培は有効な技術です。通常、移植ですと運転するオペレータ、苗を運ぶ方、どうしても二人ペアが基本でしたが、鉄コーティングは一人でも作業可能な技術ですので、省力化のひとつになるのではないでしょうか。鉄コーティング直播は、年々増えていますが、まだ知らない担い手農家の方が全国にたくさんおられるので、このような技術を全国に紹介できればと思います。農地の集積が進んで、通常の稲作に手をかける時間がないという方にとっては、移植栽培と直播栽培を組み合わせることで、より作業の分散化につながります。担い手農家のみなさんに、この新しい技術・鉄コーティング直播をどんどん取り組んでいただければと思います。

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点播直播は条播に比べ、倒伏程度が小さく収量・品質に優れていることが実証されました

平成23年度に全国農業システム化研究会で『鉄コーティング直播(点播)の高品質生産技術』実証に取り組みました。実証区が点播、慣行区が条播で行いましたが、ポイントとなる倒伏は調査を、押し倒し抵抗値と、実際の茎の質を調べるため1茎あたりの乾籾重を測定。押し倒し抵抗値は点播の方が条播の方より大きく、出穂期および成熟期の1茎当たりの乾籾重は点播の方が重かったことから、点播は条播比べて茎質がよく、倒伏に対する程度も小さく抑えられるということが実証されました。

点播については苗立ち数が当初少なかったと、非常に穂数の不足が心配されたのですが、結果的には有効茎歩合が高まり、ほぼ条播と同じになりました。収量については、倒伏の程度の小さかった点播が登熟歩合、千粒重がやや高く、条播を上回りました。また、品質も条播に比べ倒伏程度が小さかったことから、玄米タンパク含有量が5./8%と良食味米が生産されました。

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鉄コーティング直播は今、様々な営農形態、目的で普及拡大しています

平成17年度から30a区画2枚の実証圃からスタートした鉄コーティング直播は、新潟県内の栽培面積においては、新潟クボタが関与している面積で約368ha、全体では、クボタ独自調査で410ha超と拡大の一途を進んでいます。この中でも最近では、県北、魚沼、上越地区で高付加価値米を栽培している生産者の取り組みが拡大しています。

昨今の米事情の変化に伴って所得向上を目指し、生産コストを抑える技術としても活用されたり、気象変動で高温障害を受けやすい環境の中で、品質の維持を目的に栽培されている方もいます。今では、軽労化や規模拡大だけではなく、様々な目的を持って取り組まれてきている事例が増えてきました。

また、収量面でも栽培技術が安定し始めていることもあり、サンプル調査ですが、移植栽培との差が30kg近くまで縮まることができました。地域によっては移植栽培よりも反収が上がったと喜ばれている生産者の方もいます。現在では、担い手、生産組織だけではなく、様々な目的に応じて、兼業農家様や高齢化農家様をはじめ幅広い農家形態で取り組まれています。

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