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補助者の仕事がとてもラクになりました

1日3ha、8条の鉄まきちゃんで余裕の播種作業
補助者の仕事がとてもラクになりました

  • 福井県丹生郡越前町 / 農事組合法人みずほ 理事長 清水 則雄さま
  • 水稲18ha 内、鉄コーティング直播7.8ha(コシヒカリ3ha・あきさかり3ha・タンチョウモチ1.8ha) 大麦:9ha、そば:6ha、大豆:3ha 農作業受託:5ha
  • 播種
  • 福井県
  • 農事組合法人みずほ 理事長 清水則雄さま
  • 2016/06/06

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5月7日、「農事組合法人みずほ」さまでは、5日前に代かきを済ませた実証圃で8条多目的田植機EP8D+鉄まきちゃん(8条)を使ったコシヒカリとあきさかりの播種作業を実施しました。

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播種作業は、溝切りから3日後に行います

播種作業は代かきから約5日後、溝切りから3日後位に行います。種籾がちゃんと落ちているか、除草剤、肥料がちゃんと出ているか、田面の状態によってどのくらいのスピードで播くか、気を使うのはそれぐらいで、作業は簡単です。昨晩雨が降ったので、今日のほ場はいつもより少し柔らかめですが、田面を乾かしすぎるとタイヤ跡が残るのと、車輪や車軸に持ち上げられた土が着いて、それが作業の途中で落ちると、処々に土の塊が盛り上がって残ります。そんな状態になると、除草剤が効かないことになり困るので、本当はもう少し乾かすと良いのですが、少し柔らかめの状態で行っています。

コシヒカリは3.0㎏/10a播いていますが、この柔らかさでも例年80%は出芽します。あきさかりは例年3.5㎏播いていましたが、とても出芽・苗立ちが良くほぼ100%出芽するので、今年は2.8㎏に落としました。肥料の種類は両品種とも同じですが、コシヒカリは倒伏しやすいので、30㎏/10a以下に抑えています。

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1日約3ha、2人で楽に作業できます

播種のスピードは田面の柔らかさに合わせて調整します。少し硬ければ早めでも大丈夫ですが、あまり早すぎると種が飛び散るので、ある程度抑え目にしています。通常、30aのほ場を1枚仕上げるのに30分かかりません。1日で約3ha、10枚ぐらい余裕で作業します。今日は少し田面が柔らかいので40分以上かかってもしょうがないですね。移植の場合は6枚~7枚、2haぐらいまでしかできませんので、効率は全く違います。また、移植の場合、オペレータを含めて3人がかり、しかも苗箱の運搬や苗補給はとても重労働ですが、直播の場合は2人でラクに作業できます。どうしてもオペレータには種籾の減り具合が見にくいのでチェックしてもらうことと、たまに種詰まりや肥料詰まりを見てもらう程度で、補助者の作業はとても楽です。

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勝負は除草。
ほ場の癖をよみ、雑草の抵抗性を考えて除草剤も選択しています

最初は出芽・苗立ちが本当にうまくいくかな?と思いましたが、良すぎて困ったことがある位です。鉄まきちゃんは点播播種で、移植栽培のように株が形成されるので、風通しが良く、病気、特にいもち病の心配をすることもありません。あとは雑草をいかに抑えるかが勝負。今後の作業を楽にするために、1度目の除草である程度抑えることがとても大切です。ほ場にはそれぞれ癖があり、丁寧に均平作業を行っても、どうしても高低差ができて、田面が露出した高い部分には雑草が生えてしまうことがあります。経験則でそういう癖も充分考えながら均平作業を行っています。

除草剤は、何年も同じものを使うとその剤に抵抗性のある雑草が出てくるので、時々変える必要があります。初期除草剤は毎年サンバードを使用していますが、初中期除草剤は北陸近畿クボタの前原技術顧問にご相談して、1~2年に1度、検討しています。播種後1週間位水を入れ、出芽・苗立ちを確認して、苗が1葉半位になるのを確認したら次の除草作業をする予定です。ほ場を除草剤がよく効く状態に持っていけば、2回の除草体系でほぼ大丈夫だと思います。

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㈱クボタ アグリソリューション推進部
齋藤 祐幸 技術顧問

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播種作業の一番のポイントは、作業時のほ場の仕上げ
種籾が潜らない硬さを確保することが大切です

通常のほ場であれば播種のタイミングは、代かき後3日ぐらいですが、「みずほ」さまでは、ほ場の土壌条件から、通常、代かきの5日後に播種をされています。播種のポイントは、種籾を実際の播種機から落ちる20㎝位の高さから落としてみて、潜らない硬さに田面を仕上げること。今日の「みずほ」さまのほ場のコンディションは少し柔らかめでしたので、通常のスピードで播種されたら種籾が潜って出芽が悪いところができます。しかし、ほ場の状況を見てかなりスピードを抑えて播種されていたので、ちゃんと表面播種ができています。「みずほ」さまの播種の技術は高いと思います。


播種の際、ほ場が少し硬めに仕上がっていれば、溝切りの後もしっかり残りますので、その後の水管理もしやすくなります。通常は、播種後は除草剤が溶け出して処理層ができるように水を入れて1週間ほど溜めておき、その後、水を落とします。また、鉄コーティング直播の場合は、通常の移植と違って浸種時の積算温度を60℃に停めておき、播種後、100℃までほ場で確保して出芽させるという意味もあります。水を落とした後は、種籾に酸素を与えてしっかり生長させなければならない。その際、溝にだけ水が残り、種籾の辺りには水がなく、根に酸素が十分届く状況にすることが非常に重要です。今回のみずほさまの田面のコンディションは柔らかめですが、水管理には、ほ場の四隅に切った溝が有効に働くと思います。

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