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育苗も苗運搬も不要で労力軽減に

鉄コなら大きい圃場でも1人で播種作業!
育苗も苗運搬も不要で労力軽減に

  • 新潟県新発田市 / 農事組合法人アドバンファームしばた 理事 本間 清起様
  • 水稲88ha:移植66ha(稚苗移植66ha、密播苗移植14ha)/鉄コーティング直播8ha) 園芸:ハウス栽培52a(イチゴ28a/チューリップ切花24a) 露地栽培255a(枝豆1.2ha/ブロッコリー1.0ha/アスパラガス:35a)
  • 播種
  • 新潟県
  • 農事組合法人アドバンファームしばた 本間清起様
  • 2018/05/14

4月28日、アドバンファームしばた様では移植作業に先駆けて、鉄コーティング直播栽培(以下鉄コ)の播種作業が行われました。今回はクボタからの提案で、直進キープ機能付田植機(GS田植機)の実演機による播種を行い、今話題の「まっすぐ鉄コ」も体験。その感想も含めて、大区画圃場において1人で効率よく鉄コの播種作業を行なう理事の本間様にお話を伺いしました。

鉄コの播種作業は補助者をつけるともったいない!

今年の種子コーティング作業は、1月中旬頃からスタートしました。冬期間は、水稲を担当している従業員も園芸作業をしていますが、園芸作業の閑散期にコーティング作業ができることが大きなメリットです。移植の場合、育苗管理が必要ですが、鉄コは、コーティング作業が終われば播種するまで何もありません。冬期に作業ができて、長期の保存もできるので取り組むメリットは大きいです。

鉄コの播種作業は基本1人で行っています。補助者をつけると、補助者が暇になってしまうくらい仕事が少ないので、時間がもったいない。その時間を有効に使って、従業員には代かきや後に控えている田植えの準備など、別作業をお願いしています。

また、稚苗移植の場合だと、予備苗台には苗を10a分しか載せることが出来ず、1往復毎に苗補給をしないといけません。しかし、鉄コの場合は田植機の種子ホッパに約80a分の種籾でも楽々投入しておくことができるので、それだけでも手間が省けます。今回の実証圃を考えても1人で約70aの圃場を1時間程度で播種することができました。鉄コを導入することで、作業も早く終わることができますし、1人でこれだけの面積をこなせるので、労力の削減にもなります。

   

GS田植機はクボタさんからお借りして、今年始めて体験しました。GPSを活用して田植機が自動でまっすぐ播種してくれるので、後ろを確認しているときに、前方を気にしなくて良いのは精神的に楽です。しかも、見た目がまっすぐになるだけではなく、後々行なう溝切り作業や管理もしやすくなると思います。それに、誰でもまっすぐに播種や田植えができるので、今後、初心者の方や不慣れな方でも作業を任せられる田植機だと感じました。


 

㈱クボタ アグリソリューション推進部
齋藤 祐幸 技術顧問


鉄コ播種のポイント

播種前に圃場表面の硬さを確認する作業は必ず行ってください。ゴルフボールを使うと簡単に確認できます。まず、ゴルフボールを1mの高さから落として、田面から5〜10mmくらいゴルフボールが2cm程度に顔を出していれば播種条件の良い圃場です。鉄コーティング直播栽培の播種のポイントは、いかに種子が埋まらず表面に残せるかです。そのためには、圃場の状態に応じて車速を変えるなど、播種状況の確認をしながら丁寧に作業を行ってください。

播種後の管理

播種後は、出芽を促進させるためと、除草剤の処理層を作るために直ちに入水します。5日〜7日くらいで自然落水させ、表面播種された種籾に酸素を与えて出芽を促してください。

 

 

入水後自然落水せず、常に水を入れる方がいますが、表面播種では深水のままだと出芽・苗立ち率が低下します。また、地上部が徒長し、種子根が土中に貫入しないまま、冠根も伸張するため、タコ足、転び苗状態となり、倒伏を助長する要因となります。播種直後の用水量の調節は、出芽時頃には飽水管理(落水状態)となるようにしましょう。

     


鉄コーティング直播の播種による経営効果

規模が大きい経営体で、鉄コが占める割合が大きくなるほど、全体の労働時間削減率は高くなります。鉄コでは、育苗から移植関連の労働時間が7割削減できると試算すれば、作付全体の労働時間の35%を削減できることになります。現時点では、鉄コの割合が50%、60%を占めている経営体は全国的にもまだそれほど多くはありませんが、クボタでは規模拡大に対応できる省力低コスト稲作として、鉄コを30%程度経営に組み込みましょうといった提案を行っています。アドバンファームしばた様では、現在鉄コの導入率は全体の16〜17%ですが、3割までに拡大すれば省力効果は更に高まると期待しています。

GS田植機について

普通の田植機で直進を意識して走行することは、集中力を要するため精神的にも負担になり、この状態を2~3日続けると、精神的な疲労が溜まります。その点、GS田植機は自動で直進をキープしたまま走行してくれるので、精神的にも労力的にも楽になり、鉄コの場合は1人で作業を行っていても、圃場に播種される粒数の確認や、除草剤や肥料の減り方も走行中に簡単に確認ができます。クボタでは、GS田植機で播種する「まっすぐ鉄コ」を推進しています。まっすぐに播種することで、生育期間中の管理(溝切り等)が簡単にでき、その後の管理も楽に行なえます。GS機能は、単にその時の負担軽減だけではなく、生育期間中もずっとメリットが続きます。 


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