コメの直接販売を開始し、商品価値を高めるために、クボタ色彩選別機KG-S110Xを導入した山形県の株式会社小松農産。近年の異常気象による高温障害で米の品質低下が課題になる中、調製ラインにKG-S110Xによる選別工程を組み入れることで、出荷先である飲食店等や一般消費者に高品質なコメを安定して供給しています。
山形県酒田市
株式会社小松農産
代表取締役 小松 孝広様
【栽培面積】
水稲21ha
「つや姫」「雪若丸」「はえぬき」「ひとめぼれ」、飼料用米他
直接販売に経営をシフト、商品価値を高めるためにKG-S110Xを導入
「小学校の時の夢は、『農家の大社長になる』ことでした」と、はにかみながら話す小松さん。後継者として実家の農業を継ぐことを早くから決めていましたが、父親からのアドバイスで社会の仕組みを学ぶために異業種の会社に就職し、ITエンジニアとして活躍。事業承継を機に37歳で就農されました。
父親から経営を受け継いだ当時、販路はJAへの出荷が中心でしたが、「もっと多くの人たちに、お得で美味しいお米を食べてもらいたい」との思いが強くなり、販売の中心を飲食店や消費者への直接販売に据えることを決めました。小松さんは、「就農当初は、色彩選別機の重要性をあまり感じていなかったのですが、直接販売に取り組むことで考えが変わりました。この地域でも近年、夏場の猛暑の影響を受け、高温障害による乳白米やカメムシの斑点米被害が増えています。そこで、高い品質を安定して供給するために色彩選別機KG-S110Xを導入しました」と語ります。
補助事業を活用し導入したKG-S110X。取引先の信頼を得るために色彩選別機の導入は不可欠だった
スペックの余裕が作業に安心感をもたらす
KG-S110X導入前は、出荷先である飲食店から「着色米が少し混ざっていて、洗米しながら取り除いていた」との声もあったそうです。小松さんは、「KG-S110Xで選別するようになり、そのお客様から『今は、そういう作業はなくなった。品質が向上した』と嬉しい言葉をいただきました。導入効果がしっかりと現れ、品質への評価が高まっていると感じています」と喜びます。
また、5インチ籾摺機を保有する小松さんが6インチ対応のKG-S110Xを導入したことについて、その一番の理由は「性能に余裕を持たせたい」ことだと言います。「KG-S110Xは、選別する際に、米粒を一粒ずつ溝に流す構造になっていますが、その溝がKG-S110Xは110レーンと多く、安定的に不良品を排除してくれます。スペックに余力があることで、日々何が起こるかわからないところに対して、品質の担保の大きな力になっています」とその考えを説明します。
KG-S110Xで選別したコメ。不良品はきれいに取り除かれている
優れた操作性・メンテナンス性能でストレスのない日々の作業
KG-S110Xの機能で気に入っている点をお聞きすると、「KG-S110Xは、タッチパネルが見やすく、しかもタッチ回数が少ないです。また、リアルタイムで流れている米の被害検出率を見て柔軟に設定値を変えていけるので、とても操作性が良いと感じています」と小松さん。さらに、点検や掃除の際には、開口部が大きく、メンテナンス性にとても優れていると評価しています。「収穫したお米を商品として出す以上、色彩選別機には不良品を見逃さない“鉄壁の守り”が欠かせません。そういう意味でも、KG-S110Xは導入して本当に正解でした。期待以上の働きをしてくれていて、投資以上の価値を感じています」と満足そうにKG-S110Xを眺める小松さん。さらに「KG-S110Xはカッコいいですよね。実はデザインも好みで、所有欲が満たされています」と笑います。
小松さんは、「就農時に100haの農家になるという目標を掲げました。そこを目指して、決しておごることなく、より多くの人に美味しい米を届けたいという初心を忘れずに、日々頑張っていきたいと思っています」とこれからの抱負を語っていただきました。小松さんは、子供の頃からの夢の実現に向けて、今その歩みをKG-S110Xと共に確実に進めています。
見やすく、操作性がいいと小松さんが評価するKG-S110Xのタッチパネル





