水稲栽培の悩みを選ぶ
まずは、気になるテーマを選んで、あなたに合った最適な解決策を見つけましょう。
規模拡大
水稲面積の規模拡大により、作業量の増加や人手不足、管理精度の低下、ほ場での生育のバラツキなど、さまざまな課題を抱えている方が増えています。こうしたお悩みを、解決へ導く方法をご紹介します。
少ない投資で作業分散と省力化を図る「湛水直播」
湛水直播栽培は機械装備や作業工程が従来の移植体系と共通する部分も多く、投資を抑えて規模拡大やコスト削減をすすめることが可能です。
平坦地から中山間地域まで幅広く導入できることもこの技術の特徴です。育苗や移植作業を省くことで春作業の負担を軽減できるうえ、作業時間の短縮にもつながります。慣れれば播種作業を1人で行える点も魅力です。さらに、同時期の移植栽培に比べて生育が遅くなるため、追肥時期や収穫時期の分散も可能です。
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「乾田直播」で春作業の前進と省力化
乾田直播栽培では代かきや田植え作業が省略できるうえ、移植作業の前に播種(乾田直播)することが可能になります。それにより春作業の分散や苗運び等の労働負担軽減、作業に慣れればワンオペによる播種で省人化にも効果を発揮します。
播種作業は時速6~10kmの高速作業が可能であり、1日あたりの作業面積の拡大、労働生産性の向上に大きな力を発揮します。
大区画ほ場の作業に適しており、作業機は麦作、大豆作にも共通するものが多い点も特徴です。
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「密播」で省力、省資材化を実現
無理のない範囲で播種量(乾籾230~250g/箱程度)を増やし、少量かき取りにより苗箱数を大きく削減する移植技術で、これまでの基本技術は変えずに、収量や品質を維持できるのが密播の特長です。苗箱が減ることで春作業の負担が軽減。育苗施設の省スペース化にもつながり、作期拡大にも活用できます。また、通常の稚苗・中苗から密播まで、全機種で対応可能なクボタの田植機なら専用機を購入する必要はなく、初期投資が抑えられコスト面でも安心です。さらに、直播栽培やスマート農業と組み合わせることで、効率性や収益性をさらに高めることも期待できます。
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コスト削減
水稲栽培では資材費や燃料費、規模拡大するための機械更新費など、年々コスト負担が大きくなっています。そのコスト課題を解消するための解決策をご紹介します。
「疎植」で省力・低コスト化を目指す
水稲疎植栽培とは、従来の標準的な機械移植栽培(条間30cm×株間16~18cm、坪当たり70~60株)より、株間を広くして栽植密度を減らす(株間21~30cm、坪当たり50~37株)栽培方法です。これにより、単位面積あたりの苗箱数を減らせるため省力と低コスト化が図られ、さらに、苗箱の運搬量や田植機への補給回数を減らすことで労働負荷の軽減も可能となります。
また、適切な栽植密度で伸び伸びと稲を育てることで、倒伏や病害虫などへの抵抗力を高めることも期待できます。
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ほ場の“見える化”で収量を安定化「可変施肥」
「可変施肥」とは、ほ場全てに均一に肥料をまくのではなく、「ほ場ごと」や「ほ場一枚の中」で施肥量の増減を行う技術です。クボタが提供している営農・サービス支援システム「KSAS」では、一枚のほ場をメッシュに区切って、メッシュごとに可変施肥量を設定する(施肥マップ)ことができます。
施肥マップは、土壌の状態や作物の生育ムラ等を根拠に作成します。食味・収量センサ付コンバインのメッシュマップデータは、KSASで取り込んで次年作の施肥マップに活用することができます。人口衛星やドローンのリモートセンシングデータからも施肥マップを作成できます。可変施肥に対応したブロードキャスタ、ワイドスプレッダー、田植機、及び農業用ドローンで作物の生育を均一にして、収量・品質を安定的に向上させるとともに、ムダな肥料を減らし、コスト低減や環境負荷低減につながります。
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異常気象
局地的な大雨、猛暑の増加、平均気温の上昇…。水稲栽培にとって、異常気象は年々深刻な問題になっています。持続的な農業を実現するためには、変化やリスクに対応できる技術と基盤づくりが重要です。
気候変動に強い農産物生産に向けた「土づくり」
作物の生長を阻害する、作土の浅層化や土壌硬度の高まり、農業機械の大型化による下層での耕盤層形成を含め、地力の低下や土壌物理性の悪化を抑えるには、機械を用いた深耕や耕盤破砕、堆きゅう肥など有機物の投入による土づくりが重要です。
また、表面排水や暗きょ排水の施工により、局所的な大雨の際の排水性を高めることで、作物の生長を阻害しない栽培環境が維持できます。こうした取り組みにより、収量や品質の向上が期待でき、気候変動にも負けない、長期間、安定して栽培が可能な農業経営につながります。
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収量・品質の安定化につながる「ペースト二段施肥」
中山間・山間地域などにおいて、春先の低温や日照不足(寡照)に伴い、分げつの発生が遅れ、茎数が確保できずに収量や品質が低下する場合があります。また、近年の高温傾向で、十分な稲体への栄養供給が行われず、収量や品質に著しく影響を与えています。さらに、担い手経営体の大規模化に伴い、適期適作業が行えず、収量・品質が下がってしまうケースも。ペースト二段施肥なら、田植えと同時に、ペースト肥料を側条と深層の2段階で施用することから、生育初期の分げつが促進され、茎数の確保が安定化し、収量・品質の向上が期待できます。また、深層施肥によって、地下への根張りが進み、中後期の高温時の生育に対する影響も緩和されます。さらに追肥作業が省略できることから、労働時間の削減や省力化の実現も可能で経営体の規模拡大に貢献します。
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生育状況の可視化で、成果を高める「追肥」
場所によって地力差があるほ場に均一に施肥を行うと、生育ムラが生じ、 収量・品質が低下します。収量コンバインのデータを元に地力に応じた基肥での可変施肥を行うことで生育ムラを改善し、収量・品質の安定化に寄与します。また、リモートセンシングによりイネの生育に応じた追肥の可変施肥を行うことで生育後半から成熟期まで健康な稲体を維持でき、収量・品質のさらなる向上も期待できます。
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高温に対応する「水管理」
適期の中干しによってイネの生育量を適正化し、根の活力を維持することで、登熟の良い米づくりが可能に。また、中干しに加えて溝切りを行えば、水管理を迅速に行えるようになり、フェーン現象などで異常高温となった場合に速やかに入水することで稲を守ることができます。さらに、ほ場水管理システム「WATARAS」のタイマー設定やプログラム管理により、夜間のかん水で地表温度を下げるなどの高温登熟障害対策も行えます。
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人材不足
水稲栽培では担い手不足や高齢化が進み、人材確保と技術継承が課題となっています。そのため、今後は経験や勘に加え、データを活用して経営資源を最適化することが重要です。
省力化と人材確保にもつながる「作業の自動化」
農作業の自動化・無人化により、労働生産性が向上し、労働力不足の解消や収益性改善が期待できます。作業負担の軽減は働き方改革にもつながり、持続可能な環境を提供します。さらに、精密作業を支援するシステムは新人育成にも有効で、参入障壁を下げます。現在、トラクタや田植機など主要機械で自動化が進み、RTK-GNSSなどの高精度位置情報と通信技術により、耕起から収穫まで高度な農業が可能です。
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持続的な経営の仕組みをつくる「データ活用」
農業経営の持続には、作業標準化とノウハウ継承が不可欠です。クボタの営農・サービス支援システム「KSAS」はクラウドを活用し、ほ場管理や作業記録を電子地図で「見える化」します。さらに、通信機能を備えた農機と連携し、作業履歴や収量データを取得。地力や気象変化に応じた施肥・防除を最適化し、収益性の高い農業経営を支援します。
たまねぎ栽培の悩みを選ぶ
「収量が安定しない…」「病気のリスクが心配…」たまねぎ栽培には、さまざまな課題があります。気になる項目を選んで、解決策を見つけてみましょう。
規模拡大
たまねぎ栽培で安定した収量を確保し、事業として成り立たせていくためには、規模拡大を目指す方も多い一方で、不安や課題を感じているケースも少なくありません。そんなお悩みを解決へ導く対策をご紹介します。
導入しやすく、規模拡大につながる「たまねぎ直播」
たまねぎ直播栽培は、育苗や定植の作業が不要になるため、導入のハードルが低く、作業負担を大きく減らせます。その分、限られた労力でも栽培面積を広げやすいのが特長です。しかし、出芽や初期生育が劣る場合があり、収量確保が不安定というリスクがあります。そこでクボタは、農研機構、JA全農と連携し、このリスクに対応した直播機を製品化しました。この技術は、表層の砕土率を高める逆転ロータリ、排水対策の高うね成型、低温・高温・乾燥に強くなる溝成型、初期生育促進のリン酸種子直下施肥、溝底への播種、害虫対策の同時施薬、水分保持の鎮圧で、1工程での作業が可能です。たまねぎ直播の安定生産につながり、労力不足・作業集中・収量確保といった、規模拡大時の悩みに応える、機械導入によるソリューションです。
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助成事業や税制について
栽培事業に取り組む皆さまに役立つ、助成事業や税制の情報をご紹介しています。経営に活かせる制度をご活用ください。





